工務部スタッフブログ
~雨にもマケズ 風にもマケズ~ 2022年12月26日一覧 1ページ目

こんにちは、工務部の三上です。



木造建築物のイメージはどんな感じでしょうか。

住宅や古くは神社など建物のイメージをするのではないでしょうか。



先日、山形県のシェルターなんようホール(南陽市文化会館)へコンサートに行きました。



 

この建物は木造建築物なのです!!

耐火構造にする事で建築が可能になり、
収容人数1400人で世界最大の木造建築ホール会場でギネスにも認定されています。




 

エントランスのようす。外観はまったく木造には見えないですね。

建物の中に入ると木の香りがします。

ホール内は写真撮影が出来ないのでホームページから。

 

まだ新しいのでキレイです。
音はコンクリートと違い反響しないので、クリアに聞こえます。
クラシックコンサートに適しているそうです。


 

ロビーに展示してあった、柱の断面です。
集成材の柱を石膏ボードで囲い耐火性を高めています。
普段、住宅で使う石膏ボードは1.2cmですが、これは2.5cmぐらいあります!
これを4枚張り合わせています。これにより1時間耐火の認定を取得しているようです。


現在3時間耐火も可能なので15階建て以上も建築可能です。
都内では木造建築のビルも建っていて、
17階建て(なんと70m!!)を建てる計画があるそうです。

木造と鉄筋コンクリート造とでは、
木造は軽量なので基礎補強のコストは削減できますが
柱など構造部分についてはまだ木造のコストはかかるそうです。

コンクリートの硬化を待つ必要がないので工期の短縮出来ます。

さらに、木はCO₂を吸収し排出しないなど環境にも良いのです。


コンクリートの建物の耐久年数は100年と言われています。
では木造は?












奈良の法隆寺は1400年!!!!
ちょっと極端ですが補修工事は行っていますが木造は耐久性は高いのです。
100年以上の木造建築の古民家なども結構あります。
日本の文化である木造建築や日本の技術はやはり凄いんだなと思います。
木造は耐火性・耐久性も高い性能があると共に、
木の温もり、断熱性、環境にも良い建物なのです。