工務部スタッフブログ
~雨にもマケズ 風にもマケズ~

宮東のうんちく話 part12

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寒い日々が続いております。
 
工務のクトウです。
 
最近、休みの日は日帰り温泉巡りとダーツがルーティンになってる感じです
 
最近、驚いたのが北上に日本最強クラスもしくは世界に通用するダーツのプロ選手の店が
北上にあったのが驚きでした。
 
そんなプロ選手とマッチさせてもらいましたが、もう驚きです。
勝てるわけありません。やっぱりプロはすごいですね。
 
 
 
今回は身近にある建築用語というテーマで進めていきたいと思います。
 
 
★几帳面★
 
几帳面という言葉「細かい・真面目」というイメージが強いですよね?
実は建築用語からなのですが、平安時代の家というのが、間仕切りの壁というものが
ないお家だったのです。
その間仕切りの壁の代わりに「布製の屏風」の事を「几帳」と言って、その几帳を支える
柱の角を様々な形に装飾する面取りの仕方があったのです。
その面取りの工法が「几帳面」という言葉なのです。
 
「正確な技術が必要で狂いなく作らなくてはいけないという几帳面の由来なのです」




柱をこんな形で納めてる昔の大工さんってすごいですよね・・・・
 
 
 
★束の間★
梁と棟の間に立てる短い柱を「束」というのですが、その意味が
「あとわずか」「ちょっと」という意味になったのです。
 
★羽目を外す★
羽目という意味は、隙間なく並べて貼る事。その羽目を外してしまうと
建築意匠が台無しになってしまうという意味から生まれたのです。
 


天井や壁に使う建築意匠ですね






「イの一番」とか「縁の下のちからもち」とか「たたきあげ」とか
「糠に釘」とか「子はかすがい」とか「ぼんくら」とか
 
そういった言葉も、建築に由来する身近な言葉なんですよね。
 
 
寒い日が続いておりますが、頑張っていきましょう!