工務部スタッフブログ
~雨にもマケズ 風にもマケズ~

読書の秋

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入社して二か月経ちました。
工務の宮東俊です


まだまだ暑いなぁーと思ってますが、もう㋈なんですね
2017年もあと残り三か月弱・・・健康管理はしっかりして2018年を迎えたいものです。


さて今回は、タイトルの通り「読書の秋」ということで
本についてご紹介をさせていただきます


本のタイトルの名が
「建築徒然草」という本です




この本は、五年前にお世話になった大工さんが
「建築の事を知らないならこの本を読んでみ」
と渡された本です


どういう本なのかというと
「建築に関する歴史・口伝・伝説・言い伝え」など
著している本です。
60話ほど収録されている本です。


この中から、少しご紹介させていただきます
「俗信の中の家相」という項目より

(俗信という意味は「日常生活を左右するものとして世間で広く信じられてきた言い伝え」という意味です)

階段を中央に設けることわるし
→家の中央部に窓が取り難く、暗い階段は危険。また階段を踏む音が四方へ響く


神棚を人がくぐって通る所に作るな
→神棚の上に二階の座敷があれば、雲と書いた紙を天井へ張る。廊下の下は凶


仏壇が神棚と向かいあったのは凶
→かまどと向かい合うのはも凶。中間に建具が立っていれば差支えなしとされる。

家に隙間風が入れば怪しい夢を見る
→隙間風が入れば室温が下がる室温が下がって寝苦しければ夢も見るだろう


大黒柱をきづつけると主人が死ぬ
→主人は家庭の大黒柱。大きく荷重を支えているのだから大切にしてください

物置や便所の解体材を使うと凶変がある
→そのような不浄材を使うのは感心しない上に、古材は強度が弱っているから注意が必要である。


というのがありました。

家というのは、歴史がありつつも、時代によって進化していますが、
こういった昔からある言い伝えがあると、現代にも通ずるものがたくさんあるのかなと思います。


では、私からも一つ建築に関する雑学をご紹介させていただきます



神棚の寸法なのですが、下の画像をご覧ください。

数字を見て考えてみて下さい。




分かりましたか?







棚板の基本寸法は、巾 3尺6寸5分(110cm)で一年の365日から数値が取られています。
ちなみに奥行きは12ヶ月の 1尺2寸(36cm)、厚みは一日の1寸(3cm)といった具合になっています!!



「毎日、神様が守っているんだよ」という意味が含まれていると考えてみると考え深いものですよね~



ただ、現代の住宅事情に関しては、昔と異なって理想の場所に神棚を付けるのが難しいです。
出来るだけ、明るくて清らかな環境の良い所に祀る」のが良いと思います
1日1日を大事にして神棚を拝むと良いかもしれません。





やっぱり建築は奥が深いですね・・・私も読者の秋なので色々な知識を蓄えて現場に生かしたいと思います

でわでわ