設計部スタッフブログ
~リベストらぼ~ 2022年01月24日一覧 1ページ目

こんにちは。渡邊ですsmiley
 
以前に「窓(サッシ)は住宅の顔(ファザード)を成す」
という話をしたことがありますが、

それと同じくらい住宅の印象を大きく決める要素があります。
 
それは、「屋根」です。

なぜなら屋根は建物の外郭(外観)を成す部分だからです。

早速ですが、屋根の基礎知識や、弊社の仕様、施工事例について紹介し、
皆様のプランニングのお役に立てればと思います
 

<小屋組について>
屋根とは下図にある部材によって成り立っております。

棟木・母屋や軒桁(梁)、束で垂木を支え、屋根の骨組を形成します。


▲小屋組の部材名

<屋根葺材について>
屋根葺材には「瓦」「スレート」「金属板」の3種類があります(下図参照)。

▲瓦屋根

▲金属屋根

▲スレート屋根

弊社は金属屋根(ガルバリウム鋼板)の「月星 GLカラーつや消し/SELiOS」を採用しております。

カラーは下表からお選びいただけます。

▲仕様表

<金属板葺き屋根の利点と欠点>
利点:加工が容易 ・重量が小さい ・浸水性が無い

欠点:熱伝導が大きいため、熱の影響を受けやすい

欠点をカバーするために、弊社は
小屋裏換気量計算天井裏断熱/屋根断熱を徹底しクリアできるように努めております。

<屋根の種類>
屋根の形には下表のように、多くの種類が存在します。

弊社では降雪量が多い地域で建てられるお客様が多いため、
雪が流れやすい「切妻」「片流れ」を提案することがほとんどです。


▲屋根形の種類

<施工事例>
最後に、施工事例をお見せして締めようかと思います。



▲切妻の事例
 切妻にすると、シンメトリーな外観づくりができ、整った印象を与えることができると思います。

また、それをわざと崩すことで、大屋根の印象を強く残せる外観にできます。



▲片流れの事例
 片流れ屋根にすると、シンプルでスマートな印象となり、シャープな見た目にすることができます。

流す方向を一方向に絞れるため、太陽光パネルを設置しやすく、
雪の流れを絞れるといったメリットがあります。


軒・ケラバの出の寸法によっても印象は違ってきます。

弊社はパース作成も致しますので、気兼ねなくお申し付けください。


今回はここまで。