営業部スタッフブログ
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ニトリの外食産業進出に思うこと

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こんにちは、今日も営業部ブログに遊びに来て下さりありがとうございます。大倉です。


さて、今日はお馴染みのニトリが飲食業へ本格的に参入したというお話。


●飲食店は“大荒れ”なのに、なぜニトリはファミレスに参入したのか (ITmedia ビジネスonline)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eb7ae3f1a32437dee5285b791a335f4d7491f5f?page=3

この、飲食業界を猛烈に脅かしているコロナ禍にあって、どうして?と思ってしまいますよね。

この記事では、その理由をホームセンターの王者カインズとの首都圏需要争奪戦における一手とまとめられておりますが、

「衣食住で事業を展開する」ことには、住宅業界での立ち居振る舞いにも大きなヒントを得ることができます。

ニトリの企業理念には「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」とあり、

これまでに、家具のニトリ(住)、女性向けアパレルブランドのNプラス(衣)と展開してきましたが、さらにリーチを伸ばすべくニトリダイニング(食)を

持ってきたと考えれば、住まい全体を守備範囲にする事業展開としてとてもわかりやすく眺めることができます。

「衣食住」をそれぞれ切り分けることなく、「生活まるごと一式」を取り扱う企業体として、相乗効果を狙いながら三領域を同時展開しているのですね。

どんな相乗効果がねらるのか?

これは、「購入」そのものだけではなく、「購入前」と「購入後」にも顧客と接点を持ち、接触面積と接触時間を拡大することで生まれます。

例えば、レストランやアパレルブランドを持つことで、家具・家電以外の来店目的を創出でき、お昼ご飯を食べてからそのままニトリ店内で

洋服や家具・家電の買い物を楽しむという流れができ、滞在時間の延長を図ることにつながる。実に合理的な買い物体験機会ですね。

当然、家族連れや若いカップル層をターゲットにする場合、店舗の清潔感はもちろんのこと、エンタメ性やわくわくするような体験機会を

考え続ける必要があります。これは、住宅や車のショールームでも全く同じことが言えます。


どのように見せたら、来たくなるだろうか
どのような仕掛けがあれば、長く楽しんでいただけるだろうか
どのようば工夫をすれば、世界観をお伝えできるだろうか


34期連続で増収増益を達成する、家具業界のガリバーの新しい挑戦からは、様々な点で目が離せません。