投稿日
2025.12.10
工務部
道具の呼称について 1
盛岡工務部の鑑です。前回のブログ更新の際に息子が生まれた報告をしましたが早いもので1歳半になりました。
こないだ私の顔の上でハイハイして遊んでいたみたいで剣で突き刺されたような痛みで起きたら
目が赤くなってました。
おかげで目覚まし時計がいりません。

子供の成長は喜ばしいものですね。
さて、
前回まで建築のお祭りごとを紹介しておりましたが新たに
我々建築業界の人たちでは普通の呼び方な道具が
世の中では何の道具なのかわからないものがたくさんあると思います。
そういった道具がどう使われ、なぜそんな呼び名になったのか
紹介していけたらなと思います。
第1回目の道具はこちら
「玄翁」
はい、まずなんて言うかもわかりませんよね。
私もわかりませんでした。
玄人に翁(おきな)なんて書いてあるくらいですから

おじいちゃんが使う道具でしょうかね。
気になる呼び方は「げんのう」です。
呼び方がわかっても何の道具なのかも想像できませんよね。
私もわかりませんでした。
写真と一緒に見てみましょうか。
はい、こちらです。
この道具を使って我々監督は地面に縄を張る際に釘を打ったり、
お家の構造物の一つであるパネルに釘を打ったり
などなど主に釘を打ちこむのに使います。
では何故ハンマーが「玄翁(げんのう)」なんてわけのわからない呼び方で呼ばれているのでしょうか。
由来について調べた鑑がザックリ要約して説明しましょう。
昔々、鎌倉時代に鳥が栃木県那須野の空を飛んでいるだけで殺されてしまう場所がありました。
その中心には人や動物を無差別で殺す恐ろしい石があり、名前を「殺生石」と言われてました。

怖いですね。
近所の人たちも数百年くらい困ってたみたいで誰も立入る事が出来なかったそうです。
迷惑な石ですね。
そんな中お坊さんである「玄翁和尚」さんが殺生石に訪れた際に呪文を唱えながら槌(ハンマー)で
殺生石を粉々に壊してくれたみたいです。
何の呪文ですかね、南無阿弥陀仏でしょうか。
それを当時の天皇がすごく感動したみたいで、伝説になったみたいです。
その際にお坊さんが持っていた武器の名前を「玄翁和尚」という名前から玄翁という名前にしたみたいです。
こうしてみるとなるほどなーって思いますよね。
石壊すのにハンマーなら丁度いいでしょうし。
そんな感じです。
現在でも殺生石は栃木県那須野にありますけども、火山があるみたいでその火山のガスが動物の命を奪ってしまう事が
わかったみたいです。
ガスであるなら玄翁和尚は呪文唱えてたら逆に早く死にそうですし、そもそもガスなら石関係なさそうですが、
多分玄翁和尚は人よりも肺活量が凄くて粉々にした石が良い感じにガス穴埋まったんでしょうね。
以上です。
次回もまた不思議な呼び名の道具を紹介したいと思います。
それでは。


